設計コラム
2020.10.25こんにちは!設計の小川です。
今回も、【ダイアトーマス】でお話させて頂きます。
既にご紹介いたしました、塗り壁材の【ダイアトーマス】の機能をおさらいします。
①調湿効果に優れている
②においの吸着・分解してくれる
③抗カビ・抗菌作用がある
④省エネ効果がある
⑤耐水性・耐久性が高い
⑥耐摩耗性が高い
漆喰と珪藻土の違いは何でしょうか?
⇒【ダイアトーマス】は前回、珪藻土に分類されるとお話をしました。珪藻土は、自ら固まらない為、固化材が必要で、漆喰は自ら固まる性質が、大きな所でしょうか。では、ここでは簡単にそれぞれのご説明を致します。
〖珪藻土〗~ 珪藻の化石が主原料です、、、化石何ですね。それに、固化材を混ぜて固めます。
~ 調湿性がとても高いのが特徴です。水には強くないので、屋外には基本使用できません。
〖漆喰〗 ~ 消石灰が主原料です。一般的には、水・のり・繊維を混ぜます。そして、とても長い時間をかけて固まります。聞いた話では、100年以上かけて固まっていくそうです。
~ 高いアルカリ性を持ち、珪藻土と同じ様な性質を持ちます。調湿性はありますが、比べると多孔質材では無いので、それ程ありません。昔は、土壁が主流でそこに漆喰を塗っていたのですが、現在では、石膏ボードに変わった為ではないかと思います。
他にも、塗り壁と呼ばれる種類には、プラスター(西洋漆喰)、繊維壁、砂壁があります。当然、機能性が違ったり、デザイン性や、価格も違います。それぞれの良さを理解して、選んで頂ければと思います。しつこいようですが、当社では【ダイアトーマス】を推奨しております。
〖多孔質〗 ~ って何でしょうか?目では見えない、微細な細孔を持った物質の事を言います。画像を載せたいところですが、こういったのが嫌いな方もいらっしゃるので、気になった方は調べてみて下さい。小さなブツブツの集まりが苦手な事を、トライポフォビアと呼ぶんですね。私が20歳頃でしたでしょうか?蓮コラと、いうのが流行った?ので、気持ち悪いけど、又見てしまう、、、という事を繰り返していました。今でも印象深いのは、かわいい女の子がしゃがんでいる所を、画像加工して、足とか腕に穴がいっぱいあったものでした。いま、入力していても、ゾワゾワっと鳥肌が立ちました( ;´Д`)
省エネと、いう性能については、無数の孔に空気が入る事により、断熱性がUPするからです。プチプチを壁に貼っているイメージが、分かりやすいでしょうか。意外な付加機能ですよね (^○^)
(☝クリックすると拡大できますよ)
最後に、この商品【ダイアトーマス】は、リフォームでも施工が可能です。状態にもよりますが、クロスの上からでも塗れます。塗り方も多数ありますので、ビニルクロスの貼替えで検討している方は、こんな選択肢もあるんだと、覚えて頂ければ幸いです。