先月お引渡しになりましたF様邸の内観写真です。

LDKの空間にリビング階段ですが、一般的な仕様とは違っています。

オープン階段で横格子のてすりとし、空間の広がりを演出しています。

リビングは勾配天井とし、２階までつながっていて、階段廻りの腰壁が木柵となっ

ているので１階と２階が繋がり、２階の横幅が大きい窓から光も差し込んできます。

右手にある斜めの木材は筋交いと呼ばれ、構造上必要となり、壁にすると圧迫感が

出てしまうので表しで仕上げてあります。斜めの勾配天井部は、板ではなくクロス

仕上げになっています。奥の食器棚の壁や天井もクロスです。比べてしまうと本物

とは違いますが、かなりリアルに作られているので一見分かりません。床の仕上げは

本物の無垢床です。デザイナー住宅では、内部の梁が出ていないプランをよく見ます

が、写真の様になると照明計画の幅が広がるし、衣装的にお家の雰囲気がグッと変わ

りますね。

【ここで質問です。本物ではない家具はどれでしょうか？】

この画像で違和感を感じた方はいると思います。実は撮影した時は、引っ越し前でし

たので家具が入っていない状態でした。ヴァーチャル家具で雰囲気を出しているので

すが、実は家具・椅子・テーブル・冷蔵庫・家具全てで建物以外はヴァーチャルです。

樹木もそうなんです。すごい技術ですよね！現代の技術に驚きです。