自然派住宅

設計コラム
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設計コラム

2020.11.11

断熱性能を上げるには、窓やドアをグレードUPしましょう!!

こんにちは!! 設計の小川です。

 

 今回は、断熱性能を上げる事って、ホントに必要なの?ってお話をします。

 

断熱は、良い商品を使う、窓のグレードを上げる、正しい施工をする。

とお話させて頂きました。何となくですが、良いものを使うんですから、性能が上がるのは当然ですよね。それには、条件があるのですが、正しい施工をする事でしたよね!![設計コラム]を見て頂いた方は、理解して頂いたと思っています。(私の下手な説明でご理解して頂けて幸いです(;・∀・))

 

 では、暑い時期、寒い時期では、お家はどんな状態になっているんでしょうか?

⇓こちらの図は、国土交通省様のHPの資料を抜粋したものです

 

更に詳しくは、下記をクリックして下さい。15ページのPDFになっています。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/shoenehou_assets/img/library/naruhodosyouenejuutaku.pdf

 

 この図は、左が夏で、右が冬の様子です。何を表しているかと言うと、熱の損失を数字で表現しています。夏は、外の暑さが室内に入り、冬は、室内の暖かさが外に出ていってます。実際は、熱的境界で熱交換をしています。例えば、窓のガラスです。外の冷たい冷気と室内の暖かい空気で、ガラスが冷やされ温められる事により、湿度が関係するのですが、結露が生じます。ここでは、触れませんが、壁内でも、結露は生じる事があります。 

 

 少し脱線しましたが、図を見ると開口部の%が非常に高い事が分かります。そうなんです、窓のグレードをUPする事がとても有効です。これには、窓といっても、フレームのアルミ素材を樹脂にする事や、ガラスを普通では無く遮熱ガラスにする(高価ですがガラスの間にガスを入れる仕様もあります)、ブラインドや庇で夏場の日射を防ぐ方法もあります。

 では、何故に窓が弱点になるのでしょうか? 耐震を求めるなら窓が無い事が望ましいです。しかしながら、そんな住宅は自分の目で見た事がありません。住まいには、明かりが欲しい、通風したい、出入りがしたい...色々と要素があるので、窓があって当然なんですね。では、何故弱点なのか?に戻しますと、窓は窓であって、断熱ではないからなのです。

 お家造りで、打合せや、他社さんと検討していて、聞きそびれてしまったり、疑問だったりした時は、気軽にご質問して下さい。私共も、気をつけていますが時々、専門用語を使ってしまいます。 御客様は、?と思っても、こちらが気付けないとそのまま、進んでしまいます。稀ですが、言葉の意味合いが違いイメージが違った!なんて事もありますので、遠慮しないでどんどんご質問ください。

 

 設計コラムでも、見慣れない言葉を使って申し訳ありません。気になってしょうがない時は、お問い合わせください。