自然派住宅

設計コラム
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設計コラム

2021.05.31

【建物長期保証】!!始めました。

こんにちは!設計の小川です。

久しく、更新していませんでした。申し訳ありません<m(__)m>

その間には、セミナーや講習会には参加していたのですが、平屋リニューアルに関わっていた事もあり、疎かになってしまいました。健康と免疫力のセミナーのお話を後日させて頂きます。

数か月前に、暮らしから始める健康セミナーinさいたまの講演で、「健康と命を守る断熱住宅」清水 雅彦氏 「冷え」をとり、病気しらずの健康生活」石原 新菜先生のお二方のお話でした。特に石原 新菜先生は、主治医が見つかる診療所やホンマでっか!?TVで顔なじみの先生で、とても話が面白かったですよ。

 

 

 

←こちらが、石原 新菜先生です。おキレイですね😊

 

 

本題ですが、設計コラムの2021年3月31日に、建物長期保証のお話をしました。

その時の内容と同じ所は、少し割愛させて頂きます。

 

この動画を見て頂けると、わかりやすいです。

https://www.youtube.com/embed/LrWKHGWFQW8?controls=0">http://

 

 

 今現在の日本で、住まうお家を建築するには[瑕疵担保保険]に加入しなければいけません。その保険は、万が一の保険であって、クラックや再塗装、シーリングの打ち直しを補償するものではありません。10年間何もなければ、単純に保険期間が満了するのですが、延長しようと思ったら修繕をしないと受けられません。その費用が高い!事前に知らされていないと驚愕する金額の提示です。御引渡しから修繕費用を積み立てる事が必要ですが、その間に、設備機器や家電、教育費等の出費があるとなかなか難しいものがありますね。

 

 住宅会社としては、修繕して瑕疵保険の延長をする事で、保険制度が利用できるので、安心です。私としては、10年以降から15年の間が経過観察と考えています。それは、外壁の継目等にあるゴムのようなシーリングの耐久性が限界になっているからです。雨水がシーリングの切れ目から浸入する事で、室内から雨漏りする事もあります。時には普段起こりえない所から雨漏りが見つかる事もあるそうです。近年では、自然が猛威を振るっている事もあり、大型の台風の時は心配になる事もあるのではないでしょうか。

 

 そんな話をお聞きすると心配になってしまいますが、当社では、日本住宅保証検査機構様による、法的な現場検査の他に、外装下地検査と断熱検査を実施しています。今では、追加検査や外部監査として行っている会社が増えました。この外装下地の検査はとても重要になります。ここの工事がしっかりできていると雨漏りする確率はかなり減ります。絶対ではありませんが、雨漏りする現場では、ここの工事が疎かになっているケースが大変多いそうです。検査をするので、不合格では工事を進める事は出来ません。進めてしまうと不適合の烙印を押されて報告書が出来上がってしまいます。御引渡しでは、全ての検査が適合になった検査報告書をお渡ししますので、より安心できます。御客様は当然だろ、と思いますが、これがなかなかに難しい時があるのです。車で他の会社の現場を素通りした時に、この後しっかり防水処理するよなー。と思う事が多々あります。精度は上がってきていると思いますが、全ての建築会社が出来ているとは、正直な所はそう思えません。

 

株式会社日本住宅保証検査機構の追加外装下地検査のご案内より抜粋

 

 余談ですが、私の自宅も13年位経過しているので、ALC版の割れや、シーリング痩せ、塗装の劣化が発生していて、子供の大学受験が合格してから再塗装・修繕する予定です。その時は、25年は保つ事ができる塗料を選択しようと考えていますが、大学の費用が半端ないですね( ;´Д`)、、、まともな生活できるのか?その日が来るまで不安な日々を過ごしています。

 

 脱線してしまいましたが、、建物の瑕疵担保保証期間が終了して~20年目迄を保証しようという【建物長期保証】制度です。これには、10年目で修繕しなくても、保証が続く事は、御客様に安心してお過ごし頂けると思います。点検して、これから発生する可能性が大いに有るのでは、修繕して欲しいと願います。雨漏りしても保証されますが、事前に判明した時は大掛かりな工事に発展する事も考えると、日常生活に負担が生じてしまう事が心苦しいです。

 

 

 人それぞれ、見解が違うと思います。私自身も本来なら、修繕して長く性能を保たせないといけない。と思っています。しかしながら、住宅ローンが始まり、子供が大きくなり高校・大学と出費が大きくなり、その頃には設備機器が故障した、車の買い替え...等で、修繕費を確保しておく事が難しい人もいると思います。引き渡しから10年を過ぎてから不安な気持ちで過ごしたくはありません。誰もが私の家は大丈夫と思っているか、考えた事も無い筈です。雨漏りや傾いた時に遭遇して、実感すると思います。まさか?の時の備えが必要だと考えています。

 理想を求め続けても良いのですが、御客様の負担が増えるのが現実です。これから建てられる御客様には、更なる安心を提供していきたいと考えています。